喪スレTRPG企画史上最長のgdgdな半日を紆余曲折の末ようやく乗り越えた冒険者達。
敵を迎え撃つ態勢は(何とか)整い、いよいよその時を待つばかりとなった。
ボス戦を前にエンチャント(能力向上効果の付与)を目一杯行うのはCRPGにおいてもTRPGにおいても基本的に同じ。
なお、どちらの魔法を掛けてもらうのが良かったのかについては難しいところ。
相手に中レベルの魔術師がいることを考えるとカウンターマジックは充分に有効だが、物理攻撃には意味がないし、抵抗に成功できるとも限らないし、成功してもダメージを受けることもある。
そういった事から今回は最終的なダメージを軽減できる効果が確実に期待できる、プロテクションで被ダメージを最小に食い止めようという作戦を採っている。
もちろん、本来であればダメージの発生しない厄介な高レベル魔法を使われる危険性も充分にあるのだが………
いざ最終決戦の火蓋を切ってみれば、出だしからまさかの事態に。
PC達の迎撃対策は付け焼き刃もいいところだったが、敵側の襲撃もそれに劣らず情けないものであった。
こんな調子で、お互いこの先大丈夫なのか。
そして、本物のデュラハンの襲撃はあるのか。
物語は次のセッションへと進む。
(続く……)