無茶振りリレー2〜アヘガオの唄〜

簡易状況まとめ

目次

各話あらすじ

第1話

ここはいつもの#Y。
親父と娘さんは留守で、#Mはお留守番。
のんびりとした時間を過ごすのもつかの間、女騎士が訪問し「我が国の存亡の掛かった重要機密を含む、急ぎの依頼」だと#Mを指定しての依頼を持ち込んできた。
相手の様子を判断してから自分が#Mだと名乗ると、「我が国、クールラントの危機に力を貸してほしい」と女騎士から改めて頼まれる。
またしても無茶ぶりな依頼に、これは無事では済まないと感じる#Mだった。

第2話

依頼内容を語ろうとする女騎士。

一方そのころ。
ある場所では、怪しげな三人組が何やら秘密めいた内容の会話を行っていた。

また一方、宿の入り口の前では。
#Mと女騎士の会話を聞いていたと思われるエルハが、大事件の予感を感じて今回こそは大活躍して見せると意気込んでいた。
だが、そんな彼女が宿に乗り込もうとしたところ、何故か入り口のドアが開かない。そして、そこには一枚の貼り紙が。
「お前の出番無いから!!」

第3話

女騎士の語るクールラントの危機とは、「突如現れた所属不明の軍隊が我が国を攻撃し始めた」というものだった。
クールラント以外の近隣諸国にも侵攻する相手の正体は現時点では一切不明で、蛮族とも妖魔の集団ともつかない。
ただ、国宝である『愚者の智』を差し出すことを要求してきているという。
防戦一方で苦境に立たされ、クールラントは近隣諸国からの義勇兵を募ならければならないほどの状況にあり、それが彼女が#Mの元へ訪れた理由だった。
話を聞き、即答を控えた#Mに突如としてどこからともなく声が響く。
「何を迷っておる?」
訝しがる二人の前に姿を現したのは、烏の様な外見をした謎の影。
誰何する#Mに件の闖入者は"全てを求めし者"と名乗り、この場に現れた理由は「運命に抗うだけの力を持つ#Mの力を借りたいから」だという。
その言に、先に依頼を持ちかけたのはこちらだと主張する女騎士。
だが全てを求めし者の話では、自分と女騎士が討つべき相手は同じ、利害は一致すると言う。
それを聞き、とりあえずこちら側の話も聞いてみる事にする#M。
全てを求めし者の話は愚者の智の持つ力、クールラントのここ最近の情勢などにはじまり、蛮族の長が秘宝『破竹の戦車』の遣い手であるという内容だった。
話を聞き終え、蛮族の長の手に愚者の智が渡ってしまっては危険である、そう判断した女騎士は改めて#Mに依頼を引き受けてくれるように懇願する。
もっとも、#Mはすぐに承諾せず考えてから引き受けたいと伝える。
女騎士は口添えに回ってくれた全てを求めし者に感謝の意を伝えるが、彼の思惑は全く別のところにあった。
二人に伝えた内容、そのどこまでが真実でどこからが虚偽なのかは、この時点では当人以外の誰にも知る由はなかった。

一方のエルハ。 ここまでの会話をすべて聞き、ますます話の関与へ意欲を高めていた。
が、またしてもドアの貼り紙に冷や水をさされるだけで何もできずに終わるのであった。

第4話

#Yの図書室でクールラントに関する資料を調査する#Mは、クールラントについての一通りの基礎知識とここ最近の周辺の情勢について調べ上げていた。
が、その時肝心な事に気が付く。
女騎士の名前を聞いていなかった、と。

一方とある山村では。
新婚のマルクとミリナが今日もらぶらぶでした。まる。
魔王自重しろ。

一方エルハはまだ本編登場をあきらめない。
が、やはり貼り紙にディスられるのであった。

第5話

女騎士、また名乗り忘れたと気が付く。

一方#M、アリーセにソリを引かせてクールラントのとある街にまでたどり着く。
他の仲間がやってくる前に先行して現地の下見に来たのだが、女騎士の名前も聞きそびれてまずどこへ向かえばいいのか分からない。
交戦準備中の国で下手に動きスパイ容疑で捕まるのは得策で言ないと判断し、まずは宿を探すことに。
が、さすが#M。
通りの裏から聞こえる嫌がるおにゃのこ?と悪漢の声を耳聡く聞きつけ、急遽そちらへと向かった。

一方、本編の舞台が移ったにもかかわらず相変わらず宿の前に取り残されていたエルハ。
貼り紙によると、後半にかっこいい出番があるらしい…『無茶振りリレー3』では。

第6話

話はクリスの身の上話から始まる。
それによると、行商人の父に連れられてクールラントに向かう途中、その父は謎の化け物に襲われ、クリスだけが護衛とともに逃れ一人この地に辿り着く。

見知らぬ街に、一人絆されたクリスは彷徨い、そして運悪くチンピラ達に絡まれる。
チンピラ達に何処かへと連れて行かれそうになるクリス、そこに割って入ったのは………ギア!

………だと思ったエルハが場面転換させてキレていたが、例によって貼り紙に書かれたメタ文によると、エルハがギアだと思った何かはギアではなく、ギアジャナイナニカだった。

そのギアジャナイナニカによって殴り飛ばされるチンピラ。
そこに登場したのは………オルハと呼ばれる人物だった。
残るチンピラも軽くいなしたオルハにクリスは礼を言う。
が、何の事は無い。オルハは単に獲物(クリス)をチンピラから横取りしようとしただけだったのだ。
自分の立場が何一つ変わっていない事を理解して抵抗する筋力わずか3のクリス、そのパンチが一発オルハにヒット。
オルハ涙目。
それでも、ギアジャナイナニカを遣って何とかクリスを取り押さえるオルハ。
見かねた#M、ここにきてようやく登場。

一方のエルハ。
何か偽物の悪逆非道とか小物振りばかり目立ったせいか色々と居た堪れなくなり、ついに泣きながらどこかへ走り去ってしまう。

第7話

オルハとギアジャナイナニカと対峙することになった#M。
だがそこに、さらに何者かが割って入る。
その初撃は、ギアジャナイナニカをいきなりバラバラにしてしまう。
現れたのは…仮面アニキと名乗る、一人のアニキであった。
ついでに問答無用でオルハも叩きのめす仮面アニキ。「フッ、また一つ悪は滅びた……」
その一部始終を見て「ウザい」と評したアリーセ。
そんな事を言ったら相手の余計な関心を引いてしまうと注意する#Mだったが、残念ながら二人ともすでに相手からマークされていた。
しかもそれぞれの名前まで特定されていた。何でも、彼らは真面目らしい。
そして「ついで」で#Mに依頼を出した女騎士を「我々」が捕えた事を#M達に伝える。
さらには「大アルカナの秘法『愚者』と『戦車』破壊のために蛮族には暴れてもらわないと困る」とも。
大アルカナの秘法という言葉に思わず反応したアリーセだったが、よく考えたらやっぱり知らなかった事を暴露。
そのやり取りを見た仮面アニキ、「この子を助けに入った事も偶然ということか」と漏らすも、それと知るや相棒のサントスを呼び寄せ、クリスを一瞬のうちに袋詰めにしてしまう。
そのサントスはクリスの届け先について「クールラントの首都」と#M達の前でうっかり口を滑らせてしまい、仮面アニキに怒られる。
が、そんなやりとりはさておき、クリスをさらったままサントスは逃げ去る。
「あの子をどうするつもりだ」という#Mの問いに仮面アニキ、「教える義理は無い、知りたければクールラント主都まで来い。私は逃げも隠れもしない」と告げ、こちらも立ち去ってしまう。
「さて、どうしたものか…」状況が状況だけに、途方に暮れる#M。

一方のエルハ、前話の最後で何も考えずに走りだしたものの、何をやっても結局宿の入り口の前に戻ってきてしまう。
偽物は去った、あとは偽物が被せた汚名を返上するだけ…と落ち着きを取り戻し、再び意気込むも、やはりドアの貼り紙にディスられる。

第8話

その一方、クールラントより西方百数十kmにある炎獄山系火山地帯ではナムコとタナリーがリアルモン○ン中。
新聞でクールラントの情勢を知るも、「ここは静かなものだけど東の方はなんだか大変だねぇ」とまったく他人事のナムコ。
そんなナムコはタナリーとの会話の中で、火口の中に天使のような姿をした何かを見たという。
それは上古の魔法陣に包まれており、魔法陣の呪は「審判」であったと。

第9話

一方の#M達、いきなり手詰まり。
クリスを助けに向かうべきも、動くに動けず…
そんなところに、アンナ登場。

二人を呼び止め、呑気にティータイムを楽しむアンナを無視しようとした#Mであったが、彼女の「どうせ厄介事でしょ、話してみない?」という提案に、少し考えてから従う事に。
事情を聴いたアンナは「破竹の戦車は知らないけれど愚者の智なら知っている」と答える。
ということで愚者の智についての説明を受ける二人。
それによると、愚者の智は正式名称『未来事象分岐先行観測機構』、超古代文明「共和国」の開発した未来を予測可能な技術なのだと言う。
これを使って未来を予測できるのは、愚者の智が出す回答をどんな内容であれ鵜呑みに出来、またその回答に沿ってどんな行動でも取れるだけの「人間」に限られるらしい。
(言い換えれば、遣い手は「愚者にして権力者」である必要性が出てくる)
その理由は、愚者の智が出す回答はその結果が確定するまでは常に不確定事項であり、その回答を疑って行動を取るとそれだけで未来が変わってしまい、それにより予測する未来そのものに「揺らぎ」が出てしまう為。
そこまで話した上で、アンナの推測によるとクリスがさらわれた理由は「愚者の智の引き継ぎの儀式としての生贄として使われるのではないか」というものであった。
上述の通りの遣い手かどうかの資質を確認するため、実際に生贄を使って試してみるのだと。(いわば愚者の智の実働テストのようなもの)
それを聞き、慌ててクールラントの首都へと向かう事を決める#M。
アンナの方は足止めの手配を#Mに約束する。
そしてその場から飛び出す#Mとアリーセ。

二人と別れたアンナは何者かとの交信を開始し、簡単に事情を説明して「不審者」から人質の奪回、あるいは足止めの要請を行う。
交信終了後、一人これまでの考えをまとめるアンナ。
その最中生まれた疑問…「あれ?生贄は必要ないのでは?」
と、その疑問の答えを出す前にギアジャナイナニカの残骸を見つけるアンナ、ついでにオルハも見つけて叩き起こす。
オルハにギアジャナイナニカを見つけた場所を教える様に強要するアンナは、街から1時間ほどの山中と聞き出す。近いついでに案内まで強要する彼女をオルハは渋々と案内する。
その先でアンナが見たものは、ほぼ完全な状態で残っていたスレイブギア試作型の廃棄施設。
一通り見た結果、何故ギアジャナイナニカが動いていたのかについては判ったものの、結局ここに来た理由と今回の騒動に全く関連性がない事に今さらながらに気が付き愕然とするアンナ。
ここまで来たついでで残りのデータを拾おうとしたところ、30年ほど前の、正規の出撃記録が残っていた。
その時に何が出撃したのか知ったアンナ、驚愕する。

クールラントの首都へと向かっていた#Mの元にアンナの使い魔が届き、アンナの声を伝える。
曰く、『破竹の戦車』の正体は民主帝国が作り出したかつての最強兵器、『タイタニア』なのだと。
アンナの現在地を確認した#Mは、それが何故クールラント領内から誰にも知られることなく蛮族の手に渡ったのか、疑問を持つ。

一方、街道を先行する仮面アニキとサントスの前には、アンナの要請した足止め役であるイルが現れる。
イルについても#Mやアリーセ同様に詳細を知っていたアニキ二人組。
イルがクリスの奪回に来た事を確認すると、サントスを足止めに回し、クリスを担いだ仮面アニキは逃げに入る。
仮面アニキの後を追おうとするイルであったが、サントスは本気を出してその阻止にあたる。

一方のエルハ。 あまりにも長い間放置されすぎて、すっかりとろけてしまっていた。
今回はメタり過ぎて、貼り紙に止められるというオチに。

第10話

一方、第2話以来となる謎の空間において、怪しげな集団が再び登場。
今回は第3話に登場した「全てを求めし者」は不在。
会話の内容から、この時点では彼らの思惑通り事が進んでいることが明らかに。
ただその一方で、行方の分からない『審判』『正義』『恋人達』のことを案じている。
こちらは彼らの手の内にある『世界宝典』で修正可能だと言う。
また一方では「世界を作る『神々の言葉』を完全に解読する為には愚者の覚醒が必須」とそちらも心配していたりもする。
こちらの対策としては『死神13』『悪魔の頭蓋』『債務の塔』を向かわせているとのこと。
とりあえず、彼らは混沌とするこの状況を楽しんでいるようである。

一方、サントスと対峙するイルはやや苦戦気味であった。
このまま一気に片を付けようとするサントス、何とか反撃に転じようとするイル。
そんな二人の前に、『債務の塔』が現れ、次の瞬間その場は―――大爆発した。

また一方#Mとアリーセは女性型の巨大な何かに追われ、逃走中。

そんな中で一方、女騎士は捕らわれの身となっている事にもどかしさを感じていたり。
そこへ、扉をノックする音が。 女騎士は訝しがり、誰何するも扉の向こうからは「開けてくれ」との一点張り。
そもそも牢屋の扉のカギが開いているはずはない、と思い確認すると鍵は掛かっていなかった。
結局相手に押される形で扉を開けた女騎士、その向こうにいたのは、何とも禍々しい見た目の、一振りの大剣であった。
その大剣は自らの他称をこう名乗る、『正義』と。

一方のエルハ。 一通りメタったところで、とりあえずまだ諦めていないらしく再度意気込むも、どうせ扉は開かずに貼り紙にディスられるだけだろうとセルフツッコミ。
が、予想に反して扉の方から開かれる。
そこに現れたのは、悪魔のような頭をした何かであった。
その瞬間、エルハ感じた。「オワタ」と。

第11話

悪魔の頭蓋の得物がエルハの頭めがけて振り下ろされる。
だが間一髪、エルハはマスター・ギアの召喚に間に合い、それを阻止することに成功する。
ギアはそのまま悪魔の頭蓋を殴り飛ばすも、その一撃で悪魔の頭蓋は沈まず、再び襲いかかってくる。
だが、その攻撃はギアには全く通用せず、そのままギアの反撃が始まろうとしていた。

一方、#Mとアリーセは相変わらず謎の怪物?に追われていた。
何故追われているのか、その理由が自分たちに対する「自重」という名の裁きなのだと知った二人は、絶体絶命のピンチに陥る。
が、まさに横やりともいうべき謎の光線に包まれ、謎の怪物?は消滅。
その場には何も残されなかった。
#Mは先の光線は『タイタニア』によるものだったのではないかと推測。

一方、サントスは突如現れた『債務の塔』によって戦闘不能状態に追い込まれる。
同じくその場にいたイルも『債務の塔』の次の標的として狙われるも、こちらは相手の意表を突き逃走に成功する。
ここでイルが以前に一度、債務の塔を倒していることが明らかに。

一方、仮面アニキの元へは死神13が現れ、袋の中身である『愚者の遣い手』を渡すように要求する。
これを退けた仮面アニキに襲いかかる死神13。
だが仮面アニキはこれを凌ぎ、自らの素性を『(影絵の)女司祭長』の使徒、マスク・ド・モンクであると明かす。

また一方、前話に続き登場の謎の空間では相変わらず怪しい二人組が会話を続けていた。
その中で『審判』の使徒の突然の出現と、それに伴う『破竹の戦車』の動き、そして『債務の塔』が標的を取り逃がしたことは想定外だった事、そしてそれに伴い「修正」が行われる事が出てくる。
席を外すローブの人物、『表裏の魔術師』イルシーナ。
そこへ、入れ違いに全てを求める者…『追及の隠者』グラッサーノが『偽の運命の輪』ジノーザの元へと姿を現す。
二人の会話から、イルシーナが微妙にハブられている事や、それでも必要であり、なおも頼らざるを得ない様子などが伺える。どうやら彼等『黒の占術団』も一枚岩ではないらしい。
そのイルシーナはクールラント女王のマルティーナに謁見していた。
二人とも短いやり取りで国内情勢を話し合うが、どうやらマルティーナの本題はイルシーナに探りを入れる事だったようである。
その場を離れ、割と動揺するイルシーナ。

場面は戻ってマスター・ギアは、未だ悪魔の頭蓋と交戦中。
その圧倒的パワーによりまたも悪魔の頭蓋を圧倒するギアだったが、何度倒しても立ち向かってくる悪魔の頭蓋を前に、このままだと埒が明かないと判断。
エルハを連れて高速巡行でその場からの戦略的撤退を行う。

一方、女騎士レオネッサは『正義』から執拗に契約を求められるも、これをかたくなに拒否し続けていた。
とりあえず『正義』を連れて監禁されていた建物から脱出しようとしていた彼女は『正義』からアルカナについての説明と、それらを利用して世界征服を企む悪の組織の存在を聞かされる。
その内容を鑑みて、ようやく『正義』と契約を交わし「悪」と戦う決意をするレオネッサ。
でも行く先は決まっていない、というか向こうから遭遇してくるのを待てば良いのでは、というのが『正義』の考えらしい。

一方、聖白教会大聖堂ではモンク長が『影絵の女司祭長』であるメルフィに対して、レオネッサに『正義』を与えた事で苦言を呈していた。
その中でメルフィがレオネッサに『正義』を与えた思惑について語る。

一方、クールラント主都へ向かう街道の途中のどこか。
一人のモンク僧が、あるモノの回収に向かっていた。
しかし、彼が回収する筈のものはそこになかった。

一方エルハ、とりあえずクールラントと思われる場所に到着。
せっかく本編に関われたと思ったら、やっぱりオチ担当だった。

第12話

謎の巨大飛行物体の追跡から解放された#Mとアリーセは所在無さげにしていた。
…と思ったら、何故か偶然にも古代の遺跡を発見する#M。
その遺跡が『月の遺跡』ではないかと見当を付けるアリーセは、#Mの強運ぶりに内心驚愕していた。

その頃、今回の話に関わる事で何とかして出番を得ようとその機会を虎視眈々と狙っていた青龍鬼は黒幕達の野望を打ち砕くべく、愚者の智の予測結果に致命的な影響を与えるという『月のアルカナ』を入手しようと、それが安置されている遺跡を咆犬鬼を伴って探索中であった。
終止目立つ事やプレイヤーへのアピールの為にはっちゃける青龍鬼と、そんな主を冷静に卑しむ咆犬鬼。
この二人を阻止しようとそこに現れたのは、#M…ではなく、ここまで出番の全くなかった6番目のPCである#R(みぎはじ)だった。
どう考えても#Mが登場するタイミングで現れた#Rを「期待外れ」とばかりに徹底的にこき下ろす青龍鬼。
それに激昂する#R。
両者一触即発かと思われた矢先、突如その場に乱入してきた悪魔の頭蓋の不意打ちによって青龍鬼が一撃で倒されるという事態が発生する。
「世界の危機だ、ここは小生が引き受ける」
状況を判断し、咆犬鬼は自分を囮にして月のアルカナ奪取に#Rを向かわせる。
残った咆犬鬼は悪魔の頭蓋とどの様にして切り結ぶか考えていたが、その瞬間頭上が崩落。
実はこの遺跡こそが黒の占術団のアジトだったのだが、老朽化により脆くなっていた。
崩落に巻き込まれ階上から落ちてきたジノーザとぶつかり咆犬鬼は意識を失い、悪魔の頭蓋を前に不戦敗となる。

第13話

落ちてきたジノーザは上に戻ろうとするも、棺桶が壊れたのか動かせない。
悪魔の頭蓋の手を借り、やむなく棺桶の中から出てきたのはクマのぬいぐるみを抱きかかえた幼女だった。
その傍らで、青龍鬼と咆犬鬼が復活、さらには時間稼ぎして全快。
相変わらず目立つ事を目的にしてジノーザ達を倒そうとする青龍鬼(とその従者)は、万全の態勢で反撃に転じる。

一方、遺跡内部を探索中だった#M達は何者かが先行している事を察知。
どこからともなく響く断末魔の叫びを聞きつけてそれがすぐ近くだと確信、現場へと急行する。

悪魔の頭蓋こそ瞬殺した青龍鬼と咆犬鬼であったが、ジノーザには一撃も与えられず、青龍鬼は既に敗れた後だった。
続き咆犬鬼もジノーザの手に掛かり、棺桶の中に「仕舞われて」しまう。
そこへ現れる#M達。
「クセェー!この幼女クセェー!悪役の臭いがプンプンしやがる!」
アリーセの言葉通り、、ジノーザを前にして相手の役所ををそれとなく感じ取る#M達。
対するジノーザは目の前にいる相手が#Mだと知ると、「マズハ小手調ベ」と#M達を霧で包み、意識を奪う。

#Mが気付くと、そこは#Y。
ふと呼びかけてくる声に振り向けば、そこにキリエがいた。
いや、キリエだけではない。いつの間にか多勢の乙女達に囲まれ、そこは楽園状態になっていった。
享楽に呑まれてそのまま昇天するかと思われたが、#Mはそこに大きな違和感が存在している事に気付き、我に帰る。

現実の世界―――再び元いた場所へと引き戻された#Mとアリーセは、ジノーザのもとへ新たに現れた二人の女性と、その餌食となりアへ顔を晒して果てているみぎはじ#Rと対面する。
それを見せつつジノーザは#Mとアリーセに『シャイ菌』の持つ特性や効果について、さらには『革命の唄』とそれによってもたらされる楽園…自らの理想世界についても語って聞かせる。
その目的は貴重とされるシャイ菌抗体保持者である#M達を自分達の仲間に引き込もうというものであった。
もし断れば、彼女達の手で無様なアへ顔にされるという。
天国か地獄か、ジノーザは#Mに決断を迫る。

第14話

その頃、『星』によって助け出されていたクリスは、星と共に雪路を歩いていた。
何故自分を助けたのかというクリスの問いに、星は「僕はいつでも子供たちの味方だからさ」と答え、これから『永遠の国」へ向かって、そこでクリスの安全を確保するつもりである事を告げる。
だがその行く手を、クリス奪取を目論む黒の占術団の黒子衆が塞ぐ。
それを難なく一人ずつ屠っていく星であったが、黒子衆に虚を突かれクリスが浚われそうになる。
…が、間一髪これを_4と_5が阻止する。
この2人がオッサンに依頼されて助けに来たという事情を聞き、星達は2人を加えて共に永遠の国を目指す。
もっとも星は、永遠の国へ連れていく事がクリスにとって本当に最良なのかについて、一抹の不安を抱いていた。

一方、永遠の国では『皇帝』とその遣われ手であるオッサンが話をしていた。
そこでは皇帝が#Yの冒険者にこだわる何らかの理由が桓間見られる。
オッサンを下がらせた後の独自から、星の懸念通り皇帝が何らかの野望を持っている事が判明する。

第15話

ジノーザに決断を迫られた#Mの答えはノー、すなわち「地獄」。
その理由は…
「お前が気に食わないから」
この返答を受けてジノーザは#Mを小なるアルカナを使ってあっさり排除。
聞かれてもいないのにぺらぺらと色々なことを話して聞かせた本当の理由、それは…メイド冥途の土産だったのだ。
GAME OVER...
あれ?

神は言っていた、そこで死ぬ運命ではないと。

その理由は…
「俺は…トロ顔スキーだッッ!!トロ顔の素晴らしさを解さない、ソレが貴様と戦う理由だッッ!!」
この返答を受けてジノーザと#M以外の一同、呆然。
それならばと、世界総アヘガオ化達成の暁には君の好きなときに何時でもトロ顔にしていいように取り計らおうと譲歩してみせるジノーザに、#M「了承」と即答。
しかしもう一つ条件を提示する#M、それは「男の非耐性者はアヘらずに死なせ、アヘった女は死なせることなくいつまでもアヘ顔を晒し続ける、そう菌を改造する」ことであった。
またもや呆然とする一同、流石のジノーザも手間暇掛かると渋ってみせたが、時間もその他に必要なものも全て用意してみせると息巻く#Mをジノーザは仲間として迎え入れる事にする。

こうして…野望に萌える#Mの手により、かつての仲間も含め何もかもが瞬く間に蹂躙されていき、世界はアヘガオに包まれた。
HAPPY END
あれ?

第16話

一方、宇宙では。
前作(無茶振りリレー1)に登場した宇宙ヤクザが、虚空よりの使者に仕返しをするため兄貴分を連れてきて、彼女を捜していた。
宇宙空間から地上を覗く二人(?)、そこに虚空よりの使者の姿を見付け出す。
「俺らをバカにした連中はただじゃおかねぇ!」と宇宙空間からの狙撃を行う為、慎重に、じっくりと彼女に狙いを定める宇宙ヤクザの兄貴分。
しかし引き金を引こうとしたまさにその瞬間、突如彼女がアヘガオに変わったため兄貴分は動揺、わずかに狙いがはずれて彼女ではなく…彼女が居た星そのものが、爆発して一瞬で木っ端微塵となってしまう。
さすがにこの宇宙空間においても星一つ吹き飛ばすのはものすごく拙いことらしく、大慌てする二人(?)。
と、そこへ銃声を聞きつけた宇宙刑事が早くも駆け付けてきた為、宇宙ヤクザ達は脱兎の如くそこから逃げ出す。
入れ違いで現場に到着した宇宙刑事、星が一つ無くなったという事態に気が付くとひとまずその修復を行うことに。
…が、修復したその星は以前のものとは少し違うものになってしまった。
もっとも、修復した本人にしてみれば「ちょっとやそっと違ってもそんなぶっ壊れた運命は辿らんだろう」とその事についてはあまり気にせずその場を後にしてしまう。

第17話

世界は一巡した!もとい再生した。
なぜか宇宙恐竜退治にかり出されていた_2とガイラが戻った世界はすっかり変わっていた。
平和と幸福が満ち溢れ、その世界に冒険者はおろか、剣と持つものすらいなかった。
元の世界を取り戻すため、調査を開始する二人。
やがて、虚空よりの使者、咆犬鬼と合流し、原因はクールラントにあると予測する。
4人とイルの馬はクールラントを目指し旅立った。
そして時を同じくして#Mもシャイ菌の耐性から記憶を取り戻す。
混乱しつつもクールラントも目指し旅立った。

第18話

クールラントを目指した_2をはじめとする4人は、あっさりと現女王イルシーナの前に辿り着いていた。
予測されうるありとあらゆる妨害を全て排除できていたその理由は、ようやく登場した_3により語られる。
曰く、「実戦経験の一つもない者など自分達の敵ではない」と。
世界を平和にし過ぎたことが仇となり、もはや後のない状況になったイルシーナは冒険者達との話し合いを選んだ。
「いまや世界に争いはなく、それに伴う不幸も存在しない。人々は皆足ることを知り、幸せと心の平穏を得るに至った。」
「逆に問おう。これ以外の方法で、はたして争いを止められただろうか?誰も泣かずにすむ世界を、誰もが平和に暮らせる世界を作る術が他にあったのか?」
「ヨク考エテクレ。コノ世界ヲ否定スルノハ、ココニ暮ラス人々ミンナノ幸福ヲ否定スルコトニナル」
彼女達の言い分は至極もっとものものであり、冒険者もその点に関しては理解を示す。
が…「その理想には根本的なムジュンがあるっ!」ということで論破パートに入り、イルシーナの論破を試みる冒険者。
「この世界は平和になったというがそれは完全に真実か?この広い宇宙のどこかには、危険な奴がいて当たり前のようにこの世界を狙っている」
この結論に何を馬鹿な、と一笑に伏そうとするイルシーナであったが、それを肯定するように『オッサン』、さらには『皇帝』までもがその場に登場する。
この二人―――月の裏側に位置する『永遠の国』勢力勢―――は今回の世界改変の影響を受けず、地上世界が平和になったこの隙にこそ世界を奪おうと目論んでいたのだった。
"かつて地上を追われ月の裏へ逃れた狂いの徒は、狂神クルイ・ケイの名のもとにクルィシナー帝国により世界を統べることを誓っていた"と明かす皇帝。
そんなことはさせないと皇帝に立ち向かうレオネッサとジノーザは、クルイ・ケイの加護を受け圧倒的な力を手にしていた皇帝の前に瞬殺される。
こんなはずでは、と大番狂わせの展開に狼狽えるイルシーナに_2は自分達―――冒険者―――を呼ぶように説得し、彼女はそれに応じた。
依頼人の切なる願いを受けて立ち上がった冒険者は皇帝に立ち向かう。
「たった二人でワシと戦うつもりか?」
鼻で笑う皇帝に対し、二人ではない、冒険者はどんなところからでも駆け付けてくると確信を持って答える冒険者。
その信頼に応えるように、改変されたこの平和な世界に溶け込んでいたはずの_4と_5が自分達の本来の役割に目覚め、一瞬にしてこの場に駆け付けてくる。
しかし、それでもなお皇帝の余裕は揺るぎなく、そのままあっさりと冒険者達をまとめて返り討ちにしてみせた。
「わしに立ち向かったその勇気に免じて、一つ褒美をやろう。今のこの世界の様子を特別に見せてやろうではないか」
それは、狂い系シナでしか見られないような謎の化け物が月の遺跡から大挙して押し寄せ、形骸的な軍隊をいとも容易く壊滅させ、世界を狂いで蹂躙していく様であった。
高笑いする皇帝を前に、為す術のない一行は歯噛みしつつ、最後に残されたたった一つの希望にすがっていた…。

一方その頃。
その最後に残されたたった一つの希望は、他の面々と違って妨害もなしにクールラントへは辿り着けずにいた。
#Mの前に現れたのは、ツッコミ所満載の『狂斧戦隊ウザインジャー』であった。

各種設定

勢力
クールラント
北方に存在する小国家。キーレと同緯度であるが、年中雪に覆われている。
農業などは盛んではないらしく、交易による収入を確保している。東方との交流も盛ん。
クールラントの王族は代々秘宝『愚者の智』の使い手となるために『愚者として』教育されるという特異な伝統を持っている。
最近、疫病で先代の王と王子が亡くなってしまい、生き残った(愚者としての教育を受けていない、むしろ聡明な)姫が女王として王位に就いている。
現在蛮族軍(?)による猛攻を受けており、戦況は極めて悪い。また、蛮族軍から『愚者の智』を差し出すことを要求されている。
なお本編中所々で『クーラント』と表記されている箇所があるが、基本的には『クールラント』が正式な表記である。
クールラント(改変後)
世界で唯一軍隊と魔法使いを持つ国。だれもそのことに違和感を感じない。ちなみにこの軍隊は実戦経験を全く持っていないので、実質形だけ。
現在はイルシーナが女王として全権を握っている。
蛮族?
クールラントのみならず、その周辺諸国へも攻撃を仕掛けている一大勢力。
蛮族というのはあくまで仮説であり、その圧倒的兵力、非常に高度な情報統制能力から、疑問視されている。
『破竹の戦車』を所有しており、この組織の長が使い手となっているらしい。
世界が改変されたことでこのまま日の目を見ずに設定だけで終わる可能性もある哀しい勢力。
黒の占術団
クールラント王国が抱える魔術師団の名称。
表向きの権威は当代宮廷魔術師筆頭のイルシーナ。しかし内部には古から存在する「長老」達の姿も。
実態はクールラント王家を永年に渡って陰で操り、今なお世界の支配をたくらむという組織。
クールラントの王家の者を代々「愚者」として教育してきたのはこの組織である。
クールラント建国の歴史は不明ながら、少なくともこの組織自体は341年は存在していることが『正義』からレオネッサに伝えられている。
月の遺跡がアジトであることが発覚。
17話の時点で世界の改変を完了させており、クールラント(というより世界全体)を完全に支配した。
聖白教会
クールラント王国が抱える教会の名称。名前からすると例によって聖北の流れを組む宗教と思われる。
現在の最高位は司祭長のメルフィ。
配下に『聖闘士』と呼ばれるモンク僧の集団を抱えている。が、実態はアニキ集団。間違ってもセイントとは呼ばれていないと思う。
彼らの真の目的は「アルカナの秘宝のない平和な世界」という(核ピーがなければ世界は平和になるよね!的な)ものなので、愚者の智も破竹の戦車も今ここで潰しておきたいという思惑がある。
その為、黒の占術団とも水面下で争っているし、王家に対しても実際に謀反をたくらんでいるともいえる苦しい立場にある。
上記の立場により黒の占術団との水面下での争いに関しては表立って動けないので、賊軍(反政府勢力)の振りをして聖闘士達に各種工作活動を行わせている。でもアニキじゃバレるだろ。
レオネッサを捕えた理由は『正義』を与えるため、クリスを捕えた理由は「愚者の遣い手」を(黒の占術団から)保護するため。
レオネッサに正義を与えるまでは蛮族に暴れて貰うことを望んでいた節がある。恐らく自分達だとクールラント国内では堂々と動けないからだろう。
108鬼
キリエが誤って解放してしまった、東方由来の108体の鬼。一説には竜に匹敵する能力を有しているともされている。
またそれらの中でも特に飛び抜けた存在として、「十二鬼将」と呼ばれる者も存在する。
そのことごとくがリューン近辺に流れてきたものの、キリエと#M、そして鬼退治に関わる#Yの面々の活躍により、大多数は再封印された。
上述の鬼退治組は、現在も残っている十二鬼将をはじめとした鬼達とは大なり小なりの因縁を持つ。
永遠の国
『無謬の皇帝』率いる『クルィシナー帝国』による勢力。
かつて地上を追われ月の裏へ逃れた狂神クルイ・ケイを信奉する狂いの徒である。
月の裏側に位置し、月の遺跡にあるゲートを通じて両方を往き来することが可能になる。これまで月側ゲートは閉じられていた。
アルカナ
大アルカナの秘法について
黒の占術団に所属するジノーザが「愚者の智を完全に制御する為」に用意した世界征服計画のロードマップと、それを実行するためのミッション名。
実行計画の立案とその指揮や調整に当たるのは同じ黒の占術団に所属する魔術師イルシーナ。
計画実行のための工作活動に動くのはやはり黒の占術団所属の隠者グラッサーノ。
黒の占術団は手持ちの駒としていくつかのアルカナと、各アルカナの現在の所在達をリアルタイムに記してくれる魔導書『世界宝典』を所有、これらを遣って他の各アルカナに干渉し、結果としてロードマップを進めていく。
(あるいは失敗したら随時修正していく)
ちなみにジノーザはこのロードマップの事を「シナリオ」と呼んでいる。
アルカナの定義
大アルカナの秘法においては愚者の智をはじめとして、この計画中重要な役割を持つ22の存在を、大アルカナ22枚になぞらえてそれぞれのコードネームで呼んでいる。
そのうちのいくつかは「アルカナの秘宝」と呼ばれるオーパーツとかその他の超存在だが、中にはただの人物なども含まれている。
何をアルカナ認定するかについては、ジノーザが最終的に判断して決めている。
ちなみにアルカナにはアルカナ本体と、場合によってはその遣い手、さらには遣われ手が存在していることがある。
基本的にこれらを一纏めにしてアルカナと呼んでおり、必要であれば遣い手とか使徒とかそんな風に区別していることもある。
またこれら大アルカナの秘法に含まない、小なるアルカナと呼ばれる改造人間部隊がジノーザの配下に就いている。
アルカナの秘宝について
大アルカナの秘法と紛らわしいけど、こっちは「秘宝」。
名前に宝と付いているとおり、そのほとんどがいわゆる古代文明の遺産。
これらは単体で世界の命運を左右するだけの力を持っている。
今のところ明らかにそれと判っているのは、『愚者の智』『破竹の戦車』『力』。
そしてほぼ確定なのが「死神13」、もしかしたらそうかもってのが『世界』『正義』。
アルカナの特性について
一部の例外を除き、アルカナの位置は『世界宝典』により探知されるため、黒の占術団に所在が筒抜け。
黒の占術団が『世界宝典』を使ってくる限り、アルカナ同士は引かれ合う。(黒の占術団が刺客となるアルカナを送り込んでくる)
アルカナはアルカナでないと倒せないかと一部で思われているが、実際は相性問題とかもあって実力さえあれば倒せる。
ここまでに登場しているアルカナについて
以下、大アルカナのリストとシナリオ中の関連リスト
番号 コード 正式名称 種別 本体 遣い手 遣われ手 出現状況
0 愚者 愚者の智 アルカナの秘宝 愚者の智 黒の占術団 言及のみで、世界改変完了後も未登場
1 魔術師 表裏の魔術師 人物 イルシーナ 2話から登場
2 女司祭長 影絵の女司祭長 人物 メルフィ なし? マスク・ド・モンク 11話で登場
3 女帝 女帝の冠 人物 マルティーナ なし? 11話で登場
4 皇帝 無謬の皇帝 人物 無謬の皇帝 なし? オッサン 14話で登場
5 教皇 未登場
6 恋人達 10話で言及のみ。所在不明
7 戦車 破竹の戦車 アルカナの秘宝 タイタニア 蛮族の長? 言及のみ
8 古代の剛力 アルカナの秘宝 マスター・ギア エルハ 11話で登場
9 隠者 追求の隠者 人物 グラッサーノ 2話から登場
10 運命 偽の運命の輪 人物 ジノーザ 2話から登場
11 正義 正義 アルカナの秘宝? 正義 レオネッサ 10話から登場
12 吊るし人 なし 人物 複数の人物 なし なし 18話で定義が判明
13 死神 死神13 アルカナの秘宝? 死神13 黒の占術団? なし 11話で登場
14 節制 真の節制 人物 アンナ 黒銅? イル 9話から登場
15 悪魔 悪魔の頭蓋 アルカナの秘宝? 悪魔の頭蓋 黒の占術団? 10話から登場
16 債務の塔 アルカナの秘宝? 債務の塔 黒の占術団? 10話から登場
17 天狼星 人物 天狼星 なし? なし? 14話で登場
18 天体 永遠の国 18話で定義が判明
19 太陽 未登場
20 審判 審判の使徒 10話で言及のみ。8話に登場?
21 世界 世界宝典 アルカナの秘宝? 世界宝典 黒の占術団 10話から登場
愚者の智について
アルカナの秘宝の一つ。
「愚者に知恵を与える」としてクールラントに伝わる秘宝。
その正体は「共和国」(超古代文明)が創りだした「未来事象分岐先行観測機構」で、使用者の望む未来への「フラグの立て方」を教えてくれるシステム。
「出た結果を疑っただけで使用者が望んだ未来が正確に実現しなくなる」というシステムの不安定さを補うため、使用者には「与えられた答えに何の疑問も持たない」という適性が求められたことから、開発当時から『愚者の智』が通称だった。
使用者が死亡するなどして新たな使用者に引き継ぎが行われる際には、引継ぎの”儀式”として人命を奪えるだけの”人格者”であることを示すため『愚者の智』が指定した人物を殺して見せなければならないとかなんとか。
もしこれを完全に制御出来れば世界征服など簡単に出来たと思われる。………が、そうなっていないところを見るにこれまでのところ、「真の」遣い手はいなかった模様。
  • 現在の遣い手はマルティーナだが、上記条件を満たしておらず上手く使えていない。
  • 現在、蛮族軍からクールラントに対して引渡しが求められている。
  • 「黒の占術団」は『神々の言葉』なるもの(恐らくは愚者の智の回答)を(揺らぎなく)完全に解読するために、この秘宝の能力の覚醒を必要としている。それには人智を越えた完全な愚者が必要。
    グラッサーノの思惑を意訳すれば、そんじょそこらの「愚者の遣い手」ではダメなようである。
  • 愚者の智とシャイ菌が然るべき形に収まることで、世界を作る『神々の言葉』で語られる革命の唄が生まれることがジノーザから語られた。
正義について
アルカナの秘宝の一つ、かも知れない。
聖白教会が所有していた、最後の切り札にして希望の象徴。
聖白教会によって監禁されていたレオネッサの元に現れて、主従契約を結ぶ。
見た目と名前に反して禍々しい大剣の姿を持っているが、本体にこれといった攻撃力はない模様。
人格と会話能力、自力での移動能力までもっており、少々間延びした口調でしゃべる。それ以外の詳細は不明だが、本人の談によると遣い手に力を与えることが出来るらしい。
黒の占術団はその行方をまだ掴んでいないが、本人の口ぶりからしてかなり近いうちに感知するのではないかと思われる。
世界宝典について
アルカナの秘宝の一つ、かも知れない。
黒の占術団が所有している、アルカナレーダー(笑)。いや、アルカナスカウター?
あるページを開くと、どのアルカナがどの座標(Go●gleMapで使うような、経度と緯度を細かい数値で表記したようなモノだと思って貰えば)に居るのかをリアルタイムで表示してくれる。
表示方法は「おうじょのあい」「ふなのりのほね」に近いかも。
かなり分厚い本だが、それ以外のページはそのページを動かすためのスクリプト呪文がびっしり書き込まれているだけなので、基本的にこちらを見ることはない。
一部の例外を除き、基本的にほぼ全てのアルカナの位置が解る。
厳密に言うと、各アルカナの持つ能力(別に超常的な、例えばスキルカードの発動のようなものではなく、攻撃や逃走など基本アクションカードの使用も含む)の発動が確認された段階で反応するので、現在探知されているアルカナも能力を封じておけば探知されなくなる。
まあ、その原理で探知されていること自体多分ほとんどのアルカナは知らないのだろうから、意図的にそんな事はしないだろうけど。
月について
アルカナの秘宝ではなく、空に浮かぶ『月』そのもののこと。
愚者の智の予測へ致命的影響を与えるという効果を持ち、ゆえに「潜在的障害=月」という扱いだった。
その理由は地球再構成時に影響を与えて世界の改変を行うという愚者の智の最終的な効果に対し、月はその影響下にないため。
吊るし人について
「愚者の智」の力の影響からこぼれ落ちたものを指す。
由来はその存在自体が争いの種であり、罪であるから。
「運よく」影響を免れた_2や_3、ガイラや咆犬鬼も広義では含むが、狭義では自力で世界改変に耐えきってしまった虚空よりの使者を指すのかもしれない。
小なるアルカナについて
某素材作者の画像が使用されているシャイ菌の抗体持ちによって構成される集団の名称。
ジノーザ曰く、「計画ノ中枢にして新たなるアルカナ」。大アルカナの秘法に含まれない実働部隊。活動の詳細は不明だが、主な役割は障害排除といった戦闘部隊の模様。
あらゆる能力が向上しているため本来の世界では恐るべき戦闘力を有していたのだが、改変後の世界では実戦経験が全くなかったためにそれを全く活かし切れなかったらしい。
革命の唄
革命の唄について
愚者の知とシャイ菌を使った世界改変および支配を目的とした作戦。
『神々の言葉』で語られるという唄。愚者の智とシャイ菌で生まれるらしく、歌われたが最後、シャイ菌の抗体を持たないものはアヘ顔になって全て死ぬという。
宇宙ヤクザによって世界が破壊され宇宙刑事によって世界が再生されることまで予測し、その誰の意思も介在しない再生の時を狙って愚者の知による世界改変、シャイ菌による洗脳を交え世界を完全に支配した。
世界の改変により世界は平和に満ち、冒険など存在しなくなった。
再構成時、これまでの世界を構成していた要素は適切なものに置き換えられたが、新規に作られる要素は限られるため場合によっては不自然な要素が残ったり、取りこぼしが出たりすることもあった。
もっとも、こういった事態は予め把握されていて、それが『吊し人』と呼ばれる存在となった。
シャイ菌について
致命的な毒性を持つ細菌兵器。感染者は幸せになりアヘ顔で死ぬ。
ただし抗体があるとあっという間に無効化する。
また何故か抗体持ちは能力全般が上昇するが、上昇量にはかなりの個体差がある。
某素材作者の画像が使用されている抗体持ちはジノーザが賞賛するほど高いポテンシャルを持つらしいが、これが小なるアルカナである。

登場人物

#Y
我らが万魔殿。善玉も悪玉も英雄も魔王も人間も人外も何でも居る。
#M
我らが主人公。
女騎士レオネッサから『クールラント』の危機を救う依頼を受ける。
世界改変後は宿の亭主をしていたが、理不尽なシャイ菌耐性により自我を取り戻す。
18話現在、クールラントへ向け移動中に狂斧戦隊ウザインジャーと遭遇。
_2(#R)
17話で登場。というか、17話になってようやく登場。
なぜか宇宙恐竜と1ヶ月も戦っていた#R。
おかげで運良く世界改変を逃れ、ガイラ達と共に世界と戦うことになった。
#Rのくせに非常に優秀。
18話現在、皇帝に挑むも敗北。
_3(#R)
18話で登場。というか、18話になってようやく登場。
しかし登場時期が後になればなるほど強キャラ扱いになるという法則に従い、登場時点で世界改変後のクールラントの障害勢力をあっさり片付けた後だったというおいしい役回りに。
世界改変時は異次元にて四次元獣の討伐に当たっていたため、こちらも運良く世界改変を逃れていた。
18話現在、皇帝に挑むも敗北。
_4(#R)
_5(#R)
14話で登場。というか、14話になってようやく登場。
#Yでオッサン経由で無謬の皇帝に雇われ、星に協力する事になった。
その後世界改変に巻き込まれて平和な世界で平和に浸って生活していたが、冒険者としてのサガから己の立場を思い出し、_2と共に皇帝に立ち向かう。
18話現在、皇帝に挑むも敗北。
みぎはじ(#R)
12話で登場。というか、12話になってようやく登場。
右端の冒険者、「_6」という事で青龍鬼にこれでもかとばかりにディスられるという、仮にもPCの一人なのにエルハと同じくらい酷い扱われようだった。
青龍鬼達の『月』奪取を阻止しようとしたところ、悪魔の頭蓋と遭遇する。しかし咆犬鬼の協力もあり、それを振り切り『月』のありかへと向かった。
が、黒の占術団が擁するシャイ菌耐性保持者の性技によって倒され、阻止された。
18話現在、世界改変によりどうしているかは不明。
アリーセ
5話より登場。
雪国であるクールラントにてソリを引くために駆り出される。
18話現在、世界改変によりどうしているかは不明。
エルハ
2話より登場。
超無能少女。最近の「おまけ」だの「ギアさんの通訳」だのといった評判を覆すため、今回は自分が活躍しようと躍起。
11話にしてようやく劇場版補正が働き、話の中核に関わってきたように思われる。
各話のオチ担当。そのため今回はとてもメタい。
大アルカナの秘法の「古代の剛力」の遣い手。
18話現在、ギルドの技術指導のためにクールラントへ移動中。
マスター・ギア
11話より登場。
エルハが使役する超古代文明の遺産。いわゆるロボ。詳しくは喪スレDBか登場シナリオか無印無茶ぶりリレー見る。
大アルカナの秘法の「古代の剛力」。
18話現在、悪魔の頭蓋と共にリューンの公園で子供達と一緒に遊んでいる。
ナムコ
8話に登場。
オッサンっぽいお姉さん。クールラントから西へ百数十キロの炎獄山系火山地帯にて、リアルモン○ン中。
火山の火口の中に「審判」らしき存在を確認している。
18話現在、世界改変によりどうしているかは不明。
タナリー
8話に登場。
ドM。もうこれ以上ないってくらいドM。
ナムコと連れ立ってリアルモンハ○中。
18話現在、世界改変によりどうしているかは不明。
ガイラ
17話で登場。
なぜか宇宙恐竜と1ヶ月も戦っていたガイラ。
おかげで運良く世界改変を逃れ、_2達と共に世界と戦うことになった。
基本的に脳筋だが人当たりは良く、漢らしさと決断力と肝の大きさに定評があり戦士としては非常に優秀。
18話現在、皇帝に挑むも敗北。
虚空よりの使者
17話で登場。
仮にも超存在な為、世界改変に耐える。
_2達とともに世界と戦うことになった。
超存在だがどこがどう超存在なのかは微妙に不明。
18話現在、皇帝に挑むも敗北。
クールラント王国
王家と王国騎士団による勢力。
マルティーナ・フランカ・クーラント
11話で登場。
クールラント女王。名前はクールラントではなくクーラント。脱字ではない。
クールラントの国王にして当代の『愚者の智』の使い手。聡明な人物であり、為政者としては優秀だが『愚者の智』の使い手としてはあまり優秀ではない。
蛮族軍(?)と賊軍の存在に頭を悩ませているが、一方で「黒の占術団」や「聖白教会」の水面下での動きもある程度察知している模様。
イルシーナへの相談内容から見るに、苦境からの脱却手段として愚者の智に頼ろうとしている節が少なからず見られる。
大アルカナの秘法の「女帝の冠」。
18話現在、世界改変によりどうしているかは不明。
レオネッサ
1話より登場。
#Mに祖国である『クールラント』を救うことを依頼しにきた女騎士。
騎士としての実力はあるが、実は相当抜けているところがある。
喪女である事を連想させる言葉に対して激昂する。
5話から7話の間でいつの間にか聖白教会側に捕まっていた模様。
11話で『正義』と契約し、世界の平和を脅かす悪の存在との対決を決意。これにより大アルカナの秘法の『正義』の遣い手となる。
実はこの時点で彼女が倒すべき相手が『蛮族』から『黒の占術団』に変わってしまっている。これは「黒の占術団』にとっては大誤算のはずである。
自分の倒そうとしている相手が『黒の占術団』だと知れば、問答無用でそのままそっち突っ込んでいくのでは無いだろうか。
なお、彼女の名前は本編中においてこれまでのところモンク長がただ一度口にしただけという。
18話で皇帝に挑むも瞬殺された。
黒の占術団
魔術師達といくつかのアルカナによる勢力。
ジノーザ
2話より登場。
魔術師。太古の宮廷魔術師(というか、王国を影から支配していた者)。
現在の姿は熊のぬいぐるみを抱えた金髪幼女。口を開けずに喋るという腹話術的な会話をし、文章の平仮名の大部分をカタカナ表記で喋る。
青龍鬼が言いかけた台詞から、本体は幼女ではないらしい。
青龍鬼・咆犬鬼を単体で退ける程度の戦闘力を有する。詳細不明だが、相手を棺桶に「しまっちゃう」事が出来る模様。
よくよく考えれば、#M、咆犬鬼が改変に耐えたのはジノーザのおかげのような気もする
大アルカナの秘法の「偽の運命の輪」。
18話で皇帝に挑むも瞬殺された。
グラッサーノ
2話より登場。
宮廷魔術師の間で導師と呼ばれている先代宮廷魔術師筆頭。現在は隠匿し、その真の姿も見せていない。
崩れかけた鳥のような影。もっとも、これは本体ではない。はず。
3話で#Yにも現れ、すべてを求めし者、通称『スゥちゃん』と名乗る。
#Mと女騎士に『愚者の智』についての概要を吹き込んだ。#Mを炊きつけることで究極の『愚者』を用意させる腹づもりのようだが……?
大アルカナの秘法の「追求の隠者」。
18話現在、どうしているかは不明。
イルシーナ
2話より登場。
当代宮廷魔術師筆頭で、信頼されているかは別にしてマルティーナと二人だけで話ができるだけの立場にある。参謀役のようなものか。
「運命の輪」「隠者」の二人と比べると、「黒の占術団」の中では若干立場や考え方などに相違がみられる。
大アルカナの秘法の「表裏の魔術師」。
18話現在、クールラントの女王として実質世界を支配しているが、皇帝に対して風前の灯火。
悪魔の頭蓋
10話より登場。
悪魔のような生物の頭蓋骨を被っているのか地なのか不明だが、そんな頭部の見た目猟奇的殺人鬼の何か。正体は不明。
流石にマスター・ギア相手に戦っても全く歯が立たない程度の戦闘力だが、マスター・ギアでさえも止めが刺せそうもない程度の生命力を誇る。
そうかと思えば不意打ちとはいえ一度は青龍鬼を一撃で倒し、咆犬鬼さえも警戒させるほどの戦闘力は持っていた。相性問題のようである。
どんな状況でも「グッジョブ!」としか言わないが、他の語が話せるかどうかは不明。
大アルカナの秘法の「悪魔」で、もしかするとアルカナの秘宝の一つかもしれない。
13話において青龍鬼達に瞬殺されたが、17話ではギアと共にリューンの公園で子供達と一緒に遊んでいる。
債務の塔
10話より登場。
特撮ヒーローのライバルキャラを思わせる風貌と武装、そして片言(?)の台詞。
いくつかの攻撃手段を持つ武器(メガキャノン(笑))を召喚出来る。
この話の以前にイルによって一度倒されたと思われていたが、そんなことはなかったぜ!
大アルカナの秘法の「債務の塔」で、恐らくはアルカナの秘宝の一つ。
18話現在、ギアと共にリューンの公園にいる。
死神13
11話で登場。
骸骨の体と生身の女性の頭部を持った謎の存在。
デスサイズを武器に、圧倒的速度での近接戦闘を得意としている。
大アルカナの秘法の「死神」で、多分アルカナの秘宝の一つ。
18話現在、ギアと共にリューンの公園にいる。
小なるアルカナ軍団
13話から登場。
一見すると貞淑そうなお姉様だったり可憐な幼女だったり知的な眼鏡ッ子だったり、ロリエルフだったりする女性の集団。
しかしその正体はシャイ菌耐性者で、可愛さと性的技術がアップしている小なるアルカナ軍団である。
ジノーザ曰く、「切り札デモアリアルカナの一部デモアリ、シャイ菌にヨッテ進化シタ超人類デモある。彼女達の可愛さに匹敵スル高ランク適性者ハ、殆ド居無イ。ソノ希少性故ニ彼女達ハ計画ノ中枢」とのこと。
18話現在、ギアと共にリューンの公園にいる。
黒子
14話で登場。
「黒の占術団」の下っ端達。全員黒子の装束を身に纏っている為、見た目は皆同じにしか見えない。
役目も実力も見た目通りの黒子でザコ。
14話では3人がかりでも『星』を倒せなかったが、その裏を突く程度の策を披露した。…が、_4と_5に瞬殺された。
聖白教会
女司祭長とモンク僧たちによる勢力。
メルフィ
11話で登場。
妙齢の女性で、聖白教会の現最高位職に就いている。
11話において、モンク長に対して『正義』を自らの意思でレオネッサに与えた事を伝えている。
その思惑は自分たちの配下に付けるのが目的でなく、彼女と正義の意思に未来をゆだねようとしているものである。
聖白教会の勢力だけで愚者の遣い手の確保、あるいは現状の打破ができるとは考えていない。『正義』、あるいは神の奇跡といった不確定要素に頼っているのが実情。
大アルカナの秘法の「影絵の女司祭長」。
18話現在、世界改変によりどうしているかは不明。
モンク長
11話で登場。
喋っても口から零れ落ちる事のない薔薇を咥えたナイス☆ガイ。
詳細は不明。
18話現在、世界改変によりどうしているかは不明。
マスク・ド・モンク
7話より登場。
穴を開けたバンダナのような仮面を被ったアニキというかモンク僧。
その場のノリで「仮面アニキ」だの「魂宿らぬ機甲を破壊する男」を自称するが、地道な努力と派手な活躍をこよなく愛する基本的に真面目な人物。
少なくともLv7スキルが行使できる程度の実力を持つ。
大アルカナの秘法の「影絵の女司祭長」の使徒。
18話現在、クリス、星と共に旅行の為、クールラントへ移動中。
サントス
7話より登場。
サンタ帽を被ったアニキというかモンク僧。
自分のことを「サンタサントス」と称し、歌うように、おどけたように喋るが道化と言われると傷つくし怒る、面倒臭い人物。
イルを圧倒するだけの実力を持っていたが、債務の塔の乱入により致命傷を負い、戦闘不能状態に陥る。
18話現在、世界改変によりどうしているかは不明。
パンチョ
11話に登場。
作中名前の出ないアニキ、もといモンク僧。
黒の占術団の襲撃を予測していた聖白教会の作戦により、クリスの回収と保護に向かっていたが改修ポイントへの到着予定時間に遅れ、クリスを見失う。
真偽のほどは不明だが、この失態が上に知れると処刑されるとか。
18話現在、世界改変によりどうしているかは不明。
赤い林檎の会
機械技術全盛の時代に栄えた古代国家「民主帝国」の唯一の生き残りであるアンナとその使い魔、および関連する人物による勢力。
アンナ・リー
エルハの相棒「マスター・ギア」及びそれに関わる全てのシステム「マスター・ギア・システム」の全統括責任者で実は結構えらい人。
現在に蘇った後も魔術を習得し、それによって創りだした使い魔たちを駆使して「赤い林檎の会」なる組織を創り上げるなど、行動力にも長けている。
黒銅の依頼でクールラントへ訪れた際に#Mらと再会、騒動に関わることに。『愚者の智』『破竹の戦車』についても豊富な知識をもっており、知恵袋としても働く。
偶然出会ったオルハと共にかつての『民主帝国』の基地を訪れている。
大アルカナの秘法の「真の節制」。
18話現在、リューンにいる。
イル・アルティア
かつて「蒼き牝鹿」あるいは「平原の覇者」と称された、アルティア王族の頭領。現在はHGDVHG軍への敗北を受け、アルティア王族ごとHGDVHG軍へ降る。
現在はかつて求めた理想郷を手に入れるため、黒銅の配下として東奔西走中。3年待てとか言わなかったかあんた。ああ、それ国盗りの話ですか。
今回は上記アンナとコンビで働いていた。多分その中で債務の塔と交戦してこれを破ったものと思われる。
アンナからアニキ二人の足止めを要求されるも、再度まみえた債務の塔の乱入により撤退。
改変後の世界では馬には乗れなくなってしまっており、これが_2にこの世界の矛盾を気付かせる一つのきっかけとなった。
大アルカナの秘法の「真の節制」の使徒。
18話現在、リューンから世界改変後の世界では小国として独立している祖国へ帰還中。
蛮族軍(?)
今のところ謎の勢力。18話現在では所属している人物も本編未登場。もしかしたらこのまま最後まで登場せずに終わるかも知れない。
蛮族の長
3話で言及される。されるだけ。
タイタニア
3話で蛮族の長が使用していると言及され、9話でその正体が明らかになり、11話でその動向が確認された程度で、今のところ本編に全く登場していない。
その正体は「民主帝国」製半人型撃滅戦車で、上半身は人型、下半身はキャタピラを備えた車両型のいわゆる「タンク脚型ロボット」。
「Iron・Giant」が完成するまでは名実共に地上最強を誇った機体であり、火力、装甲、機動力全てにおいてマスター・ギア本体を遥かに上回る。
黒の占術団での動きからすると、11話において何らかの理由で動きを見せた「審判」の使徒に呼応する形で動いた模様。あるいはそれ自体、黒の占術団の差し金かも。
この時の動きで「審判」の使徒消滅。また同じくしてクールラント側へ進撃し、クールラント王国軍防衛部隊が壊滅(国軍の1/3程度の規模)。
少なくとも長射程高出力のビーム兵器を備えていることは確か。
大アルカナの秘法の「破竹の戦車」にしてアルカナの秘宝の一つ。
18話現在、世界改変によりどうしているかは不明。
108鬼
108鬼。というか、青龍鬼と愉快なわんこだけ。
青龍鬼
12話から登場。
十二鬼将の一角にして、四神の一柱。革命家で、古き者の打倒を目論んでいる。
キリエ達#Yのメンバーに時代を切り開く力を見出し仲間に入れようと画策している。
東方の行商人、春天として色々なところに出没する。
今回もその特性を活かして唐突に話に参戦。「ふって湧いた世界の危機」に「劇場版だから普段の敵が仲間になるのは当然」という理屈らしい。
一度は悪魔の頭蓋相手に不覚を取ってしまうが、再戦時には瞬殺した模様(具体的描写なし)。しかし続くジノーザを相手に、棺桶の中に「しまわれて」しまった。
18話現在、世界改変によりどうしているかは不明。咆犬鬼により先に棺桶の中から出ていることが言及されている。
咆犬鬼
12話から登場。
封印されし108の鬼の一人。鬼化の儀式で鬼化した犬頭人。青龍鬼の右腕。犬だけに忠実。
軍隊指揮のスペシャリスト。また一刀流系の流派の剣術を習得しており、剣士としても一流。
特殊な能力があるわけはなく、鬼化した鬼の例に漏れず鬼としての憑依能力にも劣る。
性格は職務に対しては冷静で冷血、必要なら部下を切り捨てることにも躊躇しないが、根っこは情熱家。
悪魔の頭蓋と対峙中に不慮の事故に遭って昏倒してしまうが、再戦時には瞬殺した模様(具体的描写なし)。しかし続くジノーザを相手に、棺桶の中に「しまわれて」しまった。
運がいいのか悪いのか、ジノーザの棺桶にしまわれていたため、世界改変の影響を回避する。
18話現在、皇帝に挑むも敗北。
永遠の国
月の裏側に本拠地を置くクルィシナー帝国の「無謬の皇帝」と、狂神クルイ・ケイを信奉する狂いの徒による勢力。
皇帝
14話で登場。
若き日のOYAJIそっくりの男で、#Yに何らかのこだわりがあるらしい。
真名はヤドゥルノ・パロ・ウル・オヤージュ、かつて栄えたと言われる古代国家「クルィシナー帝国」の皇家の末裔。
当初は『遣われ手』のオッサンを介して_4と_5を雇い、『星』である天狼星に同行させた。
この時点では天狼星と協力体制をとっていたが、世界改変が完了した今となってはどうでもいいと思われる。
月の裏側にいた彼等は愚者の智による世界改変の影響を一切受けなかったため、地上侵略に向け動き出した。
狂神クルイ・ケイの加護により、狂ったように強大な力を身につけた。
これは第一形態であり、あと二度の変身を残している。
大アルカナの秘法の「無謬の皇帝」。
18話現在、世界改変後の世界を支配するべく最後の抵抗勢力である冒険者達の排除を御大自ら行っている最中。
オッサン
14話で登場。
冒険者に依頼を出しに行く程度の能力を所持する。
『皇帝』に作り出された非実在中年であり、その気になれば二人どころか1500人にでもなれると自称。_2もそれは事実だろうという認識でいる。
#Yでこのオッサンと遭遇すると、大抵の場合ロクでもないオチに疲れる羽目になる。
口癖は「だが、それがいい!」。
大アルカナの秘法の「無謬の皇帝」の遣われ手。
18話現在、世界改変後の世界を支配するべく最後の抵抗勢力である冒険者達の前に姿を現した。
14話で登場。
今は亡きポップの帝王っぽい顔をした子供好きの人。
「黒の占術団」の中でも個人戦闘では一、二を争う実力者らしい。
現在は「黒の占術団」の主流派とは袂を分かち、『無謬の皇帝』に従っているが、その『皇帝』をも信用しきってはいない様子。
現状、キーパーソンと思われるクリスを確保している。また、何らかの切り札を隠し持っているらしいが・・・?
大アルカナの秘法の「天狼星」。
18話現在、マスク・ド・モンク、クリスと共に旅行の為、クールラントへ移動中。
狂斧(きょうふ)戦隊 ウザインジャー
18話で登場。
乗用狼に跨った、斧を担いでいる頭巾を被った髭もじゃの男性5人組による戦隊。
内訳は「赤♂ずきんちゃん」「青♂ずきんちゃん」「赤♂ずきんちゃん」「赤♂ずきんちゃん」「深緑♂ずきんちゃん」。
青♂ずきんちゃんは頭巾の色だけでなく顔色も青い。
女言葉で話すが声は野太い。
その他詳細は今のところ不明。
18話現在、#Mの前に立ちはだかっている。
その他の狂い系クリーチャー
18話で登場。
月の遺跡から沸いてきた、平和呆けして全く抵抗できないでいる地上世界の住民を狂気に陥れ、蹂躙していく化け物集団。
その内訳はブルーベリーオヤジだったり冥途だったり。
その他詳細は今のところ不明。
18話現在、各地で暴れ回って世界を恐怖に陥れている。
その他
一般人だったり流浪の行商人だったり。中には重要人物も。
クリス
11話現在、唯一キャストカードデータの存在するキャラクター。
行商人の子供。父に連れられていろいろな土地を転々とする生活を送ってきたが、ある日謎の魔物の襲撃を受けて父と生き別れ、唐突に天涯孤独となる。
その後護衛に連れられて何とかクールラントの街に辿り着くも、チンピラに絡まれ、オルハに絡まれ、サントス達に攫われ、と、今作で間違いなく一番の被害者。
主人公でもないくせに回想シーンに入るとか、この子絶対重要人物ですね。…間違いない!!
話の中で普通におにゃのこ扱いされていることもあるけど、一人称がボクだしキャストカードの性別も謎になっている。
死神13が袋の中身を指して「愚者の遣い手」と言ったが、それがこの子の事かどうかは不確定。でも恐らくそうなんじゃないかな。
18話現在、マスク・ド・モンク、星と共に旅行の為、クールラントへ移動中。
クリスの父親
行商人?。クリスを連れていろいろな土地を転々とする生活を送ってきたが、ある日謎の魔物の襲撃を受ける。
しかしよくよくこの時の描写見ると、死亡確認が王大人だったりする。………もしかして、フラグですか?
18話現在、世界改変によりどうしているかは不明。
オルハ
クールラント内のとある街の住人。「ギアジャナイナニカ」と呼ぶ金属製のゴーレムらしき物を従え、我が物顔でのし歩いていた。
チンピラたちからの言われ様を見るかぎり、相当卑怯かつ「ギアジャナイナニカ」任せなやり方で暴れまわっていたと思われる。
本人は非常に非力であり、筋力値3のクリスを「馬鹿力」と称する程。
偶然出会ったアンナに強要されて、渋々彼女を「ギアジャナイナニカ」を発見した場所へと案内する。
18話現在、リューンのスラム街にいる。
ギアジャナイナニカ
オルハの下僕であり、虎の威。金属製のゴーレムのようなもの。
その正体は「マスター・ギア・システム」においてマスター・ギアの随伴機として開発された「スレイブ・ギア」、その試作型6号(先行量産型)。
本来の状態で起動したわけではなく、とある魔術師によってゴーレムの核を埋めこまれて金属製ゴーレムとして活動していたところ、オルハの命令を聞いただけだった。
7話でマスク・ド・モンクによって粉砕され、永眠。
マルク
ミリナ
特に本筋には絡まず、特に書く必要性を感じられない。きょうもふたりはらぶらぶなようです。魔王自重しろ
なお、本作においてもバーロゥで定着している彼の本名はマルク。現時点ではどうでもいい。
審判
ナムコが炎獄山系火山地帯の火口の中に確認した、天使のような外観を持った何か。
現在のところ能力は不明。
大アルカナの秘法の「審判」。
黒の占術団はその行方をまだ掴んでいない。
審判の使徒
未登場の「審判」の遣われ手。女性型の巨大な未確認飛行物体。生き物だとしたら、怪物。
これまで全く動きを見せなかった審判が、なぜか動かしてきて#Mとアリーセに「自重」を訴えかけようとしたが、(多分)破竹の戦車の砲撃により11話で消滅。
宇宙ヤクザ
地球周辺の宇宙空間をシマにしている宇宙のヤクザ。
シマを荒らす余所者に対しては容赦なく脅して落とし前を付けさせるぞ。
…が、前作無茶振りリレー1の第20話でシマ荒らしであるはずの虚空よりの使者の全盛期の姿を見てビビって逃走、恥をかかされたことに対して彼女に怨みを持っていた。
虚空よりの使者に仕返しをしようと、第16話で兄貴分を連れて登場するも、その兄貴分の手違いによって再度の逃亡を余儀なくされる。
18話現在、宇宙銃刀法違反と宇宙器物破損の罪を犯したため宇宙刑事に追われ、兄貴分と共に逃亡中。
宇宙ヤクザの兄貴
地球周辺の宇宙空間をシマにしている宇宙のヤクザの兄貴分。
彼のさらに上には「おやっさん」と呼ばれる人物(?)が存在するらしい。
宇宙のヤクザの兄貴分は彼等をバカにした連中はただじゃおかねぇぞ。
…が、狙撃対象であるはずの虚空よりの使者に狙いを定めていたのに彼女の突然の「変形」にビビって狙いを外し、誤って星を一つ吹き飛ばしてしまう。
18話現在、宇宙銃刀法違反と宇宙器物破損の罪を犯したため宇宙刑事に追われ、宇宙ヤクザと共に逃亡中。
宇宙刑事
宇宙空間の平和と安全とその他諸々を守るために日夜活動を行っている宇宙警察の刑事。そういえば宇宙警官って語は聞かないな。
宇宙ヤクザの兄貴分が放った狙撃銃の銃声を聞きつけて地球周辺までやってきたものの、二人には完全に逃げられてしまう。
それでも二人が吹き飛ばした地球を最新のデータを元にして復元する事だけはきっちりやってくれた。(若干前のものと異なるものになってしまったようだが)
18話現在、取り逃がした宇宙ヤクザ達の追跡を早々に断念し、始末書を作成中と思われる。